ペアくだまき~良夜&日華編~

少し期間が空きました。
今回は満を持して仲家の亜種特異点・良夜&日華について語りたいと思います。
いや、なんだったんだろうね良夜って…(何回言うんだこのセリフ)

 

 

基本情報

 

良夜
職業大筒士
時期1022年4月~1023年12月
享年1歳8ヶ月
昴×万珠院紅子
素質点7986
愛用武器ツブテ吐き
来訪コメント体格のよい男のお子様
好物湯豆腐
遺言「しまった…一生のお願いってのを とうとう使う暇がなかったナ」
クールでストイック、権利の前にまず義務を果たすタイプ。
短命の呪いを受けて悲願達成の為に生まれた自分たちが悲願のための機構として死んでいくのは当然だと考えており、死に対する恐怖も、生への執着も何一つ持っていない。
感情に対する理解が乏しいところがあり、日華からは気味悪がられている
自他関わらず、人情に異常なほどに鈍感ゆえに、最後まで日華のことを分かること無く彼女を失ってしまう。最期は自分の本当の願い、日華の本音を問いながら没した。
初陣で死にかけ、息子を失いかけ、相棒の日華を看取った。誰よりも死に近かった男。
日華
職業剣士
時期1022年5月~1023年8月
享年1歳3ヶ月
日光×石猿田衛門
素質点4943
愛用武器真砂の太刀→竜神刀
来訪コメント-
悪癖噂好き
遺言「あたしの匂いとか、似合ってた色柄とか、そういうの たまには思い出してよ」
人の不幸を笑うのが好き。大抵のことをくだらないと思っていて、斜に構えている生意気な女。
本当は短命である自分の運命を憂いていて、好きなものが増えるほど辛いから増やしたくないという本心が根底にある。当たりが強いのはすべて心を守りたいがための裏返し。それを何も理解してくれない良夜のことがずっと嫌いでしょうがなかった。
鳴神小太郎戦にて戦死。良夜に皮肉を吐いて去って逝った。

…うーん…いつ見てもしっくりくるプロフィールやアイコンだ…。仲一族って感じがしますよね。別にこの二人が仲家のアイコンというわけではないんですが、少なくとも仲一族に暗い影を落とし、一族のカラーづくりに寄与したのは間違いなくこいつらなんだよな…。

二人とも安定して強かったのですが、良夜はやっぱり段違いだったな…。素質点高かったのもそうですが、散弾火力もなかなかのものだったし、軽防具のわりにはめっちゃ固かったし、エグいほど伸び続けた技水のおかげで技力も高かったし。岡鯨が当時あったら、本当に異例の強さを誇っただろうに…それだけが悔やまれます。

日華も弱くはなかったんだけどね。真砂の太刀や竜神刀という強い刀を扱ってましたから…ただ、日華って技は全然だったんだよね。得意分野といえる場所もなくて(一応技土が300弱くらいで1番高かったです)フィジカルが軒並み安定してたくらいかなぁ…だもんで、属性攻撃はほとんど乗ってなかったと思います。

それ以外の様々な面でも本当に本当に強烈に印象に残っているコンビです。

 

 

ディスコミュニケーション王

 

最悪の見出しなんですけど、二人をどう表現したらいいのか悩んだ結果こんな単語になってしまいました。ディスコミュニケーション王に俺はなる。

良夜の性格がまずもう全然ダメなんですけど(悪口)、日華の性格もそれを助長するごとくダメだったんですよね。それは読んで下さってる方々にはもう痛いほどお分かりいただけてると思うんですが、どうダメかっていうのを一応語っていきたいかなと思います。

まず良夜がどうしてあそこまで情の機微が欠落しているのか…って点についてなんですが、ちょこちょこいろんな場所で語ってると思いますが私が「彼は万珠院紅子の息子である」ということを強烈に意識しすぎてたんですね。紅子様好きなので(そんな理由??)
それから、良夜は初陣であわや死にかけたんですよね。来訪時すでにストイックでドライなタイプなんだろうなって印象はあったんですが、初陣で死にかけたこと、そして彼が死の花・彼岸花の神の息子であったということに対し……あの絶体絶命の瞬間、命が助かったのと引き換えにもっと大事な何かを落としてしまってきたようなイメージがついてしまって。それが仲良夜だったんですね。

でも別に良夜って、もちろん悪気があってああいうふうに振舞ってるわけじゃないのは当然わかるじゃないですか。彼は彼のまま、彼が当然だと思う事をしてありのまま生きているだけで…。それが良夜っていう人間なんですよね。確かにすべての勘定を情愛や気持ちの揺らぎ抜きでしてしまうきらいはあるけど、彼は全部よかれと思ってやっている。一族のために。自分は悲願達成のために生まれてきた消耗品なのだから。

この良夜の在り様に内心めちゃくちゃ反発していたのが日華なんですね。
彼女は本当に普通の人間だからね~~~~~~~~……口は悪いし人のことすぐバカにするし、性格がいいとはとてもいえないんですが、言ってしまえば日華のそういう態度ってすべて物事に対する不安や寂しさ、恐怖の裏返しですから。トゲトゲすることで自分の心を守っていたんだね。
つまりは視点を変えてみると、自分の心の揺らぎにはすっごく敏い少女だということなんです。自分は今、これが怖い、これに怒っている。これに深く傷ついている… だから攻撃しなければならない。身を守らなければならない。
自分の心に刃を向けんとする周囲の状況に対する咄嗟の防衛本能があの態度だったというか。

対する良夜ってもう他人のことにも自分のことにも銀河一鈍感なわけですよ。それが日華は気にくわない。
私のことをなにもわかってくれない。私がこんなに怖いのに、つらいのに、この運命が恨めしいのに、こいつは疑問さえ持たない。
たぶん本当は、良夜に「怖いね」とか「どうして戦わなきゃいけないんだろう」って、口先だけでも理解を示してさえくれれば日華はそれでよかったのかなぁ…って思います。そんな言葉ひとつだけでも日華は少しだけ、いつも張りつめていたすべてへの警戒を解くことができただろうから。
でも良夜はそこまで人の心がわかる男じゃなかった。日華がなぜこんなにトゲトゲしているのかなんて良夜にはわからない、一生わからなかったんですよね。
そんなわけで日華はもうあきらめた。あきらめて最期に言ったのが、
「あたしのこと、たまには思い出してよ」という…ある種これは「どうせ、そんなことしてくれないだろうけど」っていう…諦念と皮肉に満ちた最期の願いだったんですよね…

日華も悪いのは悪いんですよね。だって意地を張りすぎて、裏っ返しなことしか言わないんですから。
多分ね~日華がもっと素直に色々打ち明けられるタイプだったら良夜もちゃんと耳を傾けたとは思うんですよ。

こういうところとかでね。ちゃんと本当の言葉を言えるような人間だったなら、もうちょっと良かったと思うんだよね…
でも…いや~…日華にはどうあがいても無理だよね。そんなノーガード戦法で心のうちを明かすなんて、弱点を自らすべてに晒していくのと同義だから、怖がりな日華にはできるわけない…
そんなわけでもう彼らがああいう結末を辿るのはもはや必定だったのかもしれません。

 

 

結末について

 

スタッフロールの時も書きましたが、良夜と日華の確執の結果としては正直これ以上ないものだった気がするというか…もちろん、むざむざ日華を死なせてしまったのはプレイヤーのミスプレイングに他ならないんですが、でもそれを差し引いても、今や二人の結末はこれ以外考えられないな…と、そう思っています。

言い方悪いんですけど、日華という少女の存在はこの遺言によって劇的に良夜の心に爪痕を遺していったわけじゃないですか。多分、こんな別れ方しなかったら良夜、日華のことここまで想えなかったと思うよ。
日華は勿論こんなの望んでなかったと思いますが、……いや、望んでたかもしれないな。日華にとってあそこで殺されたのは良いことだったかもしれない。

思いそうじゃない?「あと2年も生きなければならない」って…日華なら。
そんなにこんな呪いを意識しながら生き続けるなんて業苦を味わうくらいなら、どこかで失敗して死にたいって…。いや、多分考えると思うんだよな…
だから笑ってたんだろうな。最後、死ぬ時…

良夜は多分そんな気持ちさえもわからないんですよね。どうせ死ぬけれど、それが早くていいわけはない、とは考えてると思うんです。もちろんそれは大事な戦力が欠けるからって意味なんだけどね…
なぜ、これから死ぬのに彼女は笑っているのか。なぜ彼女が死にかけた時、自分は焦燥感を抱いたのか… まあ多分その時の良夜は日華が実は好きだったからなんてわけは勿論全くなく、「失敗した」っていう感情だけだったのでしょうけど。
けど、皮肉にも日華がそうして急に目の前から消えてしまったことによって、残りの数か月、自分が没するまで、良夜には日華について考える期間が与えられた……与えられてしまったんだよな。
もし、日華が普通にちゃんと天寿を全うしていたら、良夜は「君のことを知りたかった」なんて絶対に願わなかったわけで…。

…ある意味、ここでようやくお互いへの想いみたいなのが生まれたんですよね。互いに届くことさえないものなんですが、それでも生まれないよりは、よっぽど…マシ……… だったのかな~。

でも、どのみちそんなふうに互いに対して何かを考える機会が与えられても、もう二人は死んでしまった以上絶対に救われないんですよね。日華の魂はきっと今もずっと悲しいままだし、良夜も多分そうで。

二人揃って氏神進言とか来てたら少し変わったかもしれないね。ありえない話ですが、良夜があのあと日華に会う機会…なんてものが得られたら、きっと聞いたのかも。
「ずっと聞きたかった。君の本当の気持ちを聞かせてくれないか」って。

 

 

戦歴が無い

 

実はこの二人、戦歴が無いんですよね。
もちろん○○を打倒、みたいな記録は一族史に残ってるはずですけど、二人とも奥義を残してない。髪にも無論辿り着かなかったし、大ボスも討ててない。
中ボスは何体か倒したけど…歓喜の舞・鳴神小太郎・左カイナ&右カイナぐらいか。昴&日光のあとの、完全に下積み世代としての役割程度しか遂げられなかった彼ら、本当にそれほどの戦歴は持ってないんですよね。
しかも二人とも誰にも訓練師事をしてないんですよ。帳の師事者って日光だし、ひなたの師事者も日光と帳なんで…
日華は次世代が来る前に死んでしまったし、良夜も孫である桂が到着する前に死んでしまったので。帳とひなたがいなくなってしまったら、もう本当に誰の心にも、記録にも残らない…これほどプレイヤー側からしたら強烈な存在だったのに。

そういうところもすごくこのコンビらしさがあっていいなと思います。
いや悲しみしかないっちゃあないんですけどね。ここまで突き抜けられるとむしろ才能なのでは?という…(悪口?)

 

 

仲一族ってこういう感じだよね

 

この二人の最大の功績は「仲一族ってこんな感じだよね」っていう雰囲気をめちゃくちゃ残していったことかな…と思います。
仲一族の色というやつを作っている人や事象は様々ありますが、私自身「良夜と日華」というコンビが現れたからこそ、舵を思いっきりシリアス・静か・暗い・しっとりといったワードに切っていったところがありました。そういう意味でもやっぱり…仲家のSCPなんだよね…(?)

良夜~ひなたにかけて、切っていったその舵を思いっきり爆破させにかかってきた桂と春日とか、その前後の流れとかも含めて、「仲一族の歴史と歩み」みたいなのをすごく感じられるので良いなって思います。
流れっていうのは勿論良夜&日華以前にも存在していたんですけど…この二人がいなかったらこんなに一族史にパンチは生まれなかったよなって…。笑

 

 

終わりに

 

私プレイ記で良夜の名前出しすぎだなって思うんですが笑、それくらいプレイヤーにとって強烈な存在だったんですよね…本当に。
キャラクターとしてももちろん、ユニットとしても……正直な話、「どれくらい良夜が強い存在だったのか」っていう感覚、もはや忘れかけているんですよね。はっきり言って良夜は強かったけど上記のようにちょこちょこっと中ボスを狩った程度でしかなくて。多分もっとあの進行度で強い一族って全然たくさんいる。
なんだけど、良夜には「強い人だったな」って後から錯覚させてくる力があったっていうか… 技水とかその最たる例だったんだよね。当時ぶっちゃけ全然意識してなかった。でも終盤に至るまで番付に残り続けた良夜を見て、「こいつやばかったんだな…」て私が実感するという…。なんかそういうゴーストのような存在だった…。

それ、たぶん日華の存在もあるんだろうな。それだけ「良夜と日華」というコンビが私にとって思い出深い存在だったってことなんだと思います。

もう出会えないだろうなー。こういうコンビの一族。